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糖尿病の治療

Print 現在、我が国の5人に1人は糖尿病または糖尿病予備群と言われており、飽食・運動不足の現代においてその数はますます増加する傾向にあります。糖尿病には2つの型があります。1型糖尿病は、人が生きていくのに必要なインスリンというホルモンを作り出す膵臓(すいぞう)がインスリンをほとんど、あるいは全く作ることができない状態で、治療にはインスリン注射を必要とします。しかし、患者さんは少なく糖尿病患者さんの10万人に1人もいません。糖尿病患者の9割以上は2型糖尿病といわれる型で、膵臓からのインスリン分泌が十分ではないか、作られたインスリンの作用が十分ではない状態の糖尿病です。一般に中年期以降の糖尿病患者さんはほとんどこの型です。この2型糖尿病を起こしやすい人は次のような方です。

糖尿病になりやすい人

  • 40歳以上の人
  • 血縁家族に糖尿病の方がいる
  • 太りすぎの人
  • 運動不足の人
  • 妊娠中に血糖値が高いと言われた人
  • 4kg以上の赤ちゃんを出産した
  • 病気やけがなどのストレスがある

上記のうち3項目以上当てはまる人は糖尿病検査をおすすめします。特に血縁家族に糖尿病の方がいる(遺伝性)場合は、中年期以降に一度は糖尿検査を受けることをおすすめします。糖尿病は遺伝が関係している場合が多く、肥満や甘いものの摂り過ぎだけが原因ではありません。

糖尿病の自覚症状

2型糖尿病は、初期の間はほとんど自覚症状がありません。症状が出現しても非常にゆっくりと現れるため気づかないことが多く、「年のせい」で片付けられることもしばしばあります。上記の原因の項目に何項目か当てはまり、以下の症状に心当たりがある方は、ぜひとも詳しい検査を受けることをおすすめします。

  • 疲れやすい
  • 風邪などにかかりやすく、よく熱を出す
  • 傷が治りにくい、あるいは膿みやすい
  • 頻尿
  • 空腹感が強く食欲旺盛。またのどが渇きやすい
  • 性機能問題(ED)
  • 皮膚が乾燥しやすい
  • 手足の感覚が低下する、また時々チクチク痛むことがある
  • 目がかすむ

糖尿病の合併症

糖尿病はコントロールの悪い状態で長い間放置していると深刻な合併症が出現します。

  1.  糖尿病性網膜症
    網膜の細い血管が傷害され、進行すると失明することがあります
  2.  糖尿病性腎症
    腎臓の細い血管が傷害され、腎機能が低下します。腎透析の大きな原因です
  3.  糖尿病性神経障害
    手足が左右対称に難治性のしびれや痛みが出現します。進行すると足壊疽などで切断しなければならなくなることもあります

この3つが3大合併症と呼ばれています。このほかにも、脳や心臓など大血管にも動脈硬化を引き起こし脳梗塞や心筋梗塞の大きな原因となっています。

糖尿病の治療

 治療の基本は食事療法・運動療法・薬物療法です。特に食事療法は治療の土台になり、どんな糖尿病にも最も重要になります。
糖尿病の治療は、その進行の程度や重症度によって様々です。また他の生活習慣病の合併などによっても様々なバリエーションがあります。
近年、糖尿病治療薬の発展は著しく、体に優しく効果の高い薬が次々と開発されています。したがってほとんどの糖尿病はうまくコントロールができるようになっています。

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