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認知症

名称未設定-4 我が国は、超高齢化社会を迎え、認知症患者も約500万人まで増加してきています。そしてその予備群は450万人を超すと言われています。これは65歳以上の人口の3割ぐらいという計算になります。もはや認知症は珍しい疾患ではなく、非常にありふれた疾患となっています。誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

 治るタイプの認知症

 認知症は治らない病気であると考えられている方が多いと思います。しかし、原因によっては認知症のような症状を来す疾患があります。そのようなものは、その疾患を治療すれば認知症のような症状は治癒する場合があります。その代表的な疾患は

  • 正常圧水頭症
  • 慢性硬膜下血腫
  • 脳腫瘍
  • 甲状腺機能低下症
  • 栄養障害
  • 薬物やアルコール中毒症

などがあります。認知症のような症状が疑われたら、まずはそのような疾患がないかどうかを確認する必要があります。

主な認知症

 認知症にはいくつか種類があることはあまり知られていないようですが。より適切な治療・管理を行うためには、どのような認知症かを診断する必要があります。主な認知症は、以下の4つがあげられます。

  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管型認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症

最も頻度が高いのはアルツハイマー型認知症で、認知症の約60%を占めます。認知症は、その種類によって症状や治療法・ケアの仕方に違いがあります。どのタイプの認知症でも、出来るだけ早く診断し、出来るだけ早く適切な対応していけば、それだけ進行を遅らせる可能性があります。

認知症の治療

 認知症の薬には、「物忘れ」の進行を遅らせる薬や「認知症の周辺症状」といわれる症状を抑える薬があります。これらの薬は、使用しない場合と比べてよい状態を維持することが出来ます。しかし、認知症の場合、お薬以上にご家族や周辺の人々の患者さんへの関わり方が非常に重要になってきます。認知症患者さんへの関わり方の善し悪しが、症状の進行に大きく影響を及ぼすことが知られています。

 つい20~30年前までは、認知症(当時は痴呆といいました)についての知識が社会全体に乏しく、一部では「ボケてしまったらなにもわからなくなる」とばかりに、認知症の方を非人間的に扱っていた時代がありました。しかし、現代ではたとへ認知症になっても、適切な援助を受けながら社会生活を送れる時代になってきました。そのためには、出来るだけ早い診断と治療の開始、その後は医療と介護をうまく活用して管理していく必要があります。当院は平野区の認知症支援診療所となっており、認知症対策に力を入れております。多くの認知症専門医療機関との連携により、的確な診断と治療方針をたてるように心がけております。また認知症介護に熟練した介護職員を要しており、認知症患者さんのご家族の方にも安心してご相談いただけるような体制を整えております。認知症はなかなか他人には相談しにくい疾患ですが、お一人で悩まずに、どうぞお気軽に当院のスタッフにお声かけください。

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